【ブックディレクター幅允考さん】のトークイベント@デザクリ討論会 vol.2
03/14
先日、3月13日の金曜日に(もう、これ古い??)神田にある複合施設「The C」で開催された
「デザクリ討論会」に参加してきました♫
「The C」についてはこちらのブログをご覧ください☆
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ブックディレクターの幅さん
私は最低でも1日1回はリアル本屋に行くほど、本や雑誌が好きです。
ですので、もともと幅さんの事は存じてました。本も読んだことあります!
「ブックディレクター」という職名をはじめに名乗った方。
(と言っても、命名は某番組のプロデューサーらしいですw)
六本木のけやき坂にあるTSUTAYAで本のセレクションをされた方。
日本ではこれほど、画期的なブックカフェは六本木のTSUTAYAが初だそう。
テーマは4本柱になっており
「旅・食・アート・デザイン」
はじめて、あの場所に行った私は感動し
「こ、こんなにイケテル場所が東京にはあるんだー!」と思いました。
そんな幅さんに会えるとなって、ワクワクしつつ参加させて頂きました♫
トークイベントのはじまり…
はじめに神田から近い「神保町」のお話。
(神保町といえば…カレー!喫茶店!そして、本屋!!です。私の見解)
「神保町に来る?」という質問に
「本は現場で選ぶ」
ブックディレクターはパソコンをしているイメージの仕事と思われるそうですが、
実際は腰にくる体力勝負の仕事だそうー。
それからお話は…
ABC(青山ブックセンター)時代のことや、
本の購入は、電子で読んで気にいったものを実物を購入するなど。
「手元に置いてある本は「そこにある」っていう事が自分にとって意味がある。」と言われてました。
これを聞いて
私もまさにそういうタイプなので、すごく共感。(電子は買ったことないけど)
見える位置に置いておいて、ふとした瞬間にまた手に取りたい。
だから、気にいってる本や雑誌はどんどん溜まってますw
幅さんが手がけてこられたディレクションのお話。
デザクリ討論会のファシリテーター・天野譲二さんとの出会いは
CIBONEの本のディレクションを依頼したことがきっかけだそう。
その他にも、国立新美術館・新宿伊勢丹のコスメショップ、
新宿のブルックリンパーラー…
また、病院(リハビリ病院や認知症の病院など)のディレクションもされてます。
「買い手に寄り添って本を選ぶ」
利用する方やそのショップスタッフさんに提案型のインタビューを取るそうです。
押しつけじゃなく、寄り添うって大切だと思いました。
本でできること
幅さんは様々なプロデュースもされてます。
【芝生で敷物しいて偶然に本との出会いを楽しむパークライブラリー@六本木ミッドタウン】
【作者が朗読するというなんとも贅沢な読書フェス】
【現代作家・万城目学さん著書「城崎裁判」@兵庫県の城崎】
(城崎でしか販売してない)
幅さんのお話はひとつひとつの言葉が面白くて、語彙の多さに驚きました。
話を聞いているだけで情景が浮かんできて、どんどん引き込まれる感じがしました。
印象に残った言葉がいくつかあるのでご紹介したいと思います。
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「本はOne On Oneの関係」
「身体が本を忘れてる人に心地よい環境で届ける」
「本なんてヒマつぶしだぜ(だから、失敗してもいいじゃないか)」
「自分の中の伏線をつないで行動していく」
「本を語るというのは本を読んだ自分を語る」
「オンステージとオフステージを意識する」
「本は待っててくれる」
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今回のイベントに参加して、
家で私を待ってくれてる本たちが愛しく思えました。
数年経って開く本がその時の自分にピッタリだったりする。
本って、その時の自分に必要なモノが巡ってくるんですよね、不思議なことに。
これからも、自分のペースで本と付き合っていこうと思います♫
それでは、また次回☆
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【デザクリ討論会とは?】 株式会社ジョージクリエイティブカンパニー代表取締役社長、 天野譲滋氏が主催し六本木ヒルズやハーマンミラーストアなどで開催されてきたデザクリ討論会。 毎回沢山の来場者で賑わうこの人気トークイベントがこの度同氏が株式会社リビタとともに手掛けたシェア型複合施設「the C(ザー・シー)」で連続開催される。